Xin

2019/05/09 09:31

オリーブ材は素材の密度が高く、しっかりしているため化学物質などの塗装を必要としません。

しかし、自然の木材であるため高温で短時間で乾燥させたり、直射日光に当てたりなどの急激な変化には弱く、ひび割れや反り返ってしまうことがあります(オリーブだけでなく他の木製商品でも同様の現象が起こることがあります)。
また、日々ご使用していただいていれば適度の湿度が保たれますが、長期間使われない場合にも乾燥しすぎることがあります。

当店では仕入れから販売・発送まで、乾燥予防のため製品表面にオリーブオイルを塗布して保管しています。
そのため料理や食事に使用したり、洗ったりしていくことでだんだんと表面のオイルが落ちて白っぽくなり、表面に若干のざらつきを感じるようになります。
これは素材の表面にとても小さな木の繊維の毛羽立ちが起こるためです。
このようになった場合には表面に食用のオイルを塗ることで色味や艶が戻ります。
一定期間しようしたオリーブのまな板表面で、オイルを塗布した部分としていない部分を比較できるようにしたのが下の写真です。

白っぽくなっているものが艶やかに、色味もぐっと出ているのが見ていただけると思います。
定期的にオイルを塗ることで、だんだんとオイルが内部にまで浸透していきより滑らかになっていきます。
このような変化も木製の製品を使う楽しみの一つです。

もちろん白っぽくなったままの状態でもお使いいただくことができます。
お手入れは少し大変かもしれませんが、お手入れしていくことで愛着が湧いたり、新しい発見があったりします。

ともに生活していく中で、一緒に変化し成長していくオリーブ。
一生ものとは言えませんが、長く付き合っていくことのできるあなただけの製品を手にしてみませんか?